公明党の伊佐進一衆院議員は7日、大阪市鶴見区内で、金属部品の切削加工などを行う茨田製作所(西野政文代表)を訪れ、新型コロナ禍での実情を聴いた。
西野代表は、4月頃から納品先の企業が減産体制に入り収益が大幅に減少し始めた経緯に触れ、「物が売れないが、何とか生き残ろうとしている」と状況を説明。一方で、「持続化給付金を申請したところ。雇用調整助成金も拡充してくれて助かった」と謝意を示した。その上で、ものづくりに携わる立場から、国内に生産拠点が十分整っていなかったことでマスクが品薄状態に陥った実態などを踏まえ、持続的にものづくりができるよう生産拠点を国内に整備していく重要性を訴えた。
伊佐氏は「経営が苦しい中小企業が多い。国の支援策を徹底していきたい」と述べた。