いさ進一公式ブログ 衆議院議員 党国会対策副委員長 党青年委員会副委員長 党大阪府本部副代表 衆議院小選挙区大阪第6総支部長

良書との出会い③

アブエライシュ医師と記念撮影=21日 衆院第2議員会館

 

『それでも、私は憎まない』(イゼルディン・アブエライシュ・著 高月園子・訳)

イスラエルの空爆で、娘3人を亡くしたガザ地区のパレスチナ人。彼は、「それでも、私は憎まない」と言い、そういう生き方を選びました。3人の娘の死をうけて、彼女たちのために何ができるかを模索し、基金を設立。世界の平和のために闘い続け、ノーベル平和賞の候補にもなりました。

彼は、イゼルディン・アブエライシュ医師。その生き方を一冊の本にまとめ、今年1月には日本語訳が発売されました。そのイゼルディン博士が我々を訪ねてくださり、公明党の山口代表とともにお会いしました。

私と妻が結婚した時、新婚旅行の場所に選んだのは、内戦が終結した「ボスニア・ヘルツェゴビナ」でした。世界をバックパッカーで旅することが好きだった私が、海外をほとんど旅したことの無い妻を上手に説得して、実現したハネムーンでした。

宗教や民族が違っても、数千年も隣り合って、仲よく過ごしていた人たち。ある日突然、政治の勝手な理屈から、内戦が始まりました。昨日まで笑顔ですれ違っていた人たちが、殴り合い、殺し合い、そして「憎しみ」は連鎖していきます。内戦は泥沼化し、アメリカやNATOの介入も加わり、最後は、大量虐殺や民族浄化といった狂気が支配してしまいました。廃墟の街を歩くと、その「憎しみ」の情念が、我々の肌に鋭く突き刺さったのを、今でも覚えています。

イゼルディン博士は、その「憎しみ」や「怒り」を乗り越えて、平和と協調を目指すエネルギーに昇華させました。私が、自分の娘を殺されたら、果たして博士のように行動できるのか。怒りに気が狂うんじゃないか。博士は、空爆の少し前、愛する妻を白血病で亡くしていました。そして、今度は娘3人までも。「当然、私には怒る権利がある。でも、私の医師としての生き方、信仰、そして娘への思いによって、「憎しみ」が付け入る隙を与えずにいることができた。」と、おっしゃっておられました。

これから読むところなんですが、おすすめ図書として、紹介させて頂きます。

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